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霧状

足を挫いた。歩くととても痛い。昨日酒に酔ったとき足がもつれて転んだのだろう。どこで転んだかは記憶にない。ズボンの膝部分も擦り切れていて血が滲んだ跡があり、脱いでみると瘡蓋ができている。

ハメを外してしまった。限度量を越えた酒の摂取をしたのである。発言も覚えていない。嗚呼、と頭にモヤがかかった状態で朝の天井を見上げると、大量の黒い線が蠢いている。頭も打ったのかな、二日酔いによるものではない物理的痛みもあるのではないかと、頭を触って確認してみるが、瘤らしきものはない。じゃあこの黒い線は何なんだと、また天井に目をやると、あるのはただの天井である。俺は面倒になり、もういい、とぼやいて、足の痛みから逃れるために目を閉じた。